2017-06

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RAW撮影のメリット

この二三日のチェンマイの天気は、やはり雨季の天気が続いていて、
時折青空は見えるものの、平均的には雲が多く湿度も高く、雨も時々降ります。
早く雨季が明けて、明けても暮れても晴れの日しかない、という乾季(寒季)に
なってほしいのですが、こればっかりは、私がいくら願ってもどうなるものでもありません。
まあ、もう二ヶ月もすればいやでもその乾季がやってくるのは間違いないので、
大人しくその日を待つしかありません。

というわけで、最近は撮影機材の整備や研究、撮影済みのデータの整理などをしながら
過ごしているのですが、このところずっと気になっている問題がひとつありました。

というのは、野鳥を撮影しているとどうしても焦点距離の長い(つまり望遠の度合いの高い)
レンズを使うようになりますが、レンズの明るさは焦点距離に半比例しますので、
400mmとか500mmとかになりますと、結構口径の大きなレンズを使用しても
レンズのF値は5.6とか8.0になりますし、しかもピントの合う範囲がすごく狭く
なりますので(被写界深度が浅い)、ピンボケ防止のためにはすこしでも絞りを絞って
使いたいところです。
ところが、絞りを開放にしてもあまり明るくないレンズを絞ったのでは、ますます暗くなり、
その分シャッター速度はどんどん遅くせざるを得ません。

ところが、望遠レンズはとてもブレやすいので、少しでも早いシャッターを切りたいところです。
ということで、野鳥の撮影では、常にピンボケとカメラブレのジレンマに悩まされています。

それを解決する手段の一つとして、感度のよいカメラを使う、というのがあります。
私の使っているデジカメは、ISO感度の設定が100から1600までありますが、
ISO感度を800とか1600に設定して撮影すると、画像にノイズが乗って、
かなりザラザラした感じの画像になるので、出来れば400までで使いたいところです。

でも、明るさが十分でない撮影条件のときに、ISO感度が低く設定してあると、
シャッター速度が遅くなったり、絞りを絞れなかったりで、カメラぶれやピンボケの率が急上昇します。
カメラブレやピンボケでは写真のノイズがどうのこうの言う以前の問題です。
少々ノイズが乗って画像がザラザラしていても、ピンボケやカメラブレの写真よりは
はるかにマシなのは当然ですから・・・。

ということなのですが、野鳥の撮影現場では、撮影条件はコロコロ変わりますし、
その状況に合わせてカメラのISO感度の設定を変えるのはなかなか大変なので、
安全性を見てカメラのISO感度は普段から高めに(800~1600)に設定
していることが多いのですが、その分、平均的にノイズの多い写真になってしまうことが
避けられません。

そのところを何とかする方法はないものかと、いろいろと考えたりネットで調べたり
していたのですが、最近ひとつ解決法が見つかりました。

デジカメをお使いの方は、RAW撮影という言葉を一度はお聞きになったことが
おありと思いますが、そのRAW撮影が、今回の悩みの解決法になりそうです。

RAWというのは文字通りナマということですが、カメラで撮影した画像データを、
そのままファイルとして出力したものを使う撮影法をRAW撮影と呼んでいるようです。

普通は、撮影後のデジカメの写真はJPG(ジェイペグ)という形式で取り出され、
それをパソコンに保存したり写真屋さんでプリントして貰ったりします。
JPG形式の画像ファイルは、画像の大きさのわりにファイルサイズが小さくて便利なので、
広く使われていますが、露出不足や露出オーバーの写真を画像処理ソフトを使って
加工するときの耐性が低く、ひどい露出不足や露出オーバー写真を救済することは出来ません。

ところが、RAW撮影した画像ファイルは、JPGファイルに比べて、写真として見たときに
見える範囲以上に明るい部分、暗い部分の情報を持っていて、相当な露出オーバーや
露出不足の画像を画像処理によって救済できるという話を読みました。

その事は以前にも読んだことがありましたが、RAW画像のファイルは
同じ大きさ(ピクセルサイズ)のJPGファイルに比べて3-4倍大きいので、
カメラに同じ容量の記憶媒体を使った時の撮影可能枚数は激減しますし、
当然のこととしてパソコンに読み込む時や画像処理に余分な時間がかかるし、
実際にRAW撮影を使うには専用ソフトによる現像処理が必要だし、
それほどの手間をかけて得られるRAW撮影のメリットはそれほどのものとは思えないし・・・
ということで今までRAW撮影を試したことはありませんでした。

ところが先ほど書いたようなことで、少しでもピンボケやカメラブレの率を減らして
使える写真の歩留まりを上げるためには、このRAW撮影が案外効果があるかもしれない、
と、実験してみたら予想上の成果が得られた、というわけです。

専門的になりますので、結論だけを先に書きますと、通常のJPEGで撮影した画像で
ひと絞り分くらいの露出オーバー(専門的に言うと1EV分の白トビ)は、
AW撮影なら現像の際にほぼ完璧に修正可能です。
もっとすごいのは露出不足のほうで、絞り(またはシャッター速度)で二段分くらいの
露出不足は問題なく修正できます。
言い換えると、ふた絞り分露出不足で撮影した画像は、カメラのISO感度を四倍に
セットして撮影した画像と同じ程度まで、あとで(現像処理の際に)救済できるということです。

それ以上に驚いたことは、JPEGで撮影した画像ではひどい露出不足で
何も写っていないように見える真っ黒けの写真が、同時に同条件で撮影した
RAWで撮影した方では、画像処理で色も形もはっきりわかる画像(ノイズは結構ひどいですが)が
得られたということです。これには本当に驚きました。

ということで、今後はカメラの設定を、ISOは400くらい、RAW画像出力にして、
ピンボケとカメラブレにだけに気を使って撮影すれば、ISO400で撮影できる状況ならば
もちろんそれでよいのですが、以前ならばカメラのISO設定を800なり
1600に変更するような暗い場所でも、そのまま(ISO400の設定のままで)
露出不足を承知の上でシャッターを切れば、露出不足は後のRAW現像の際の処理で
どうにでも出来る、ということで、撮影の際に注意しなければならないことが
ひとつ減るのではないか、と大いに喜んでいます。

先日の三脚の件で、食わず嫌いと勉強不足を露呈したばかりのMARUTですが、
またしてもRAW撮影の件で食わず嫌いと勉強不足を告白する羽目になりましたが、
当BLOGの読者の皆様のお役に立てば・・・と恥を忍んでリポートとさせていただきます。



参考にどうぞ・・・・
より高品位な写真を生成できるRAW撮影のメリット

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コメント

勉強になりました

RAWモードはファイルサイズが大きくなることと専用ソフトが必要なことで敬遠してたんですが、おっしゃるように露出の過不足を補正できるのなら大事なシーン(いつも大事ですが)ではRAWモードを使ってみたいです。
幸いにも私のカメラ(EOS40D)ではJPEGとRAWを同時に記録できるモードが在るので助かります。
一昔前に比べるとメモリーやHDの容量がけた違いに増えた訳ですから、我々も意識改革したほうが良いですよね。

Re:勉強になりました(08/26)

Ashgardenさん、こんにちは。
>RAWモードはファイルサイズが大きくなることと専用ソフトが必要なことで・・・・
☆ 私も同様です。
最近は記憶メディアもHDDも大容量のものが安くなりましたし、PCの処理能力も上がっていますので、知らぬ間にRAWを使う上での障害は殆ど無くなっていたのですね。
知らぬ間に老齢化で頭が固くなっているようなので、意識して新しいことに取り組むように努めないといけないなあ、と反省することしきりです。
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"クン・マルッ"は、タイ人の友達がつけてくれたタイ名前です。チェンマイで質素に隠居生活をしています。タイ生活の色々を出来るだけ写真入りで綴って行きたいと思います。色々な話題がありますので、検索してみて下さいね。

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