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2019-10

洪水の起きやすいタイの河川の構造

8月中旬の洪水では、ピン川上流域で降った記録的な大雨によるもので40年ぶりと言われました。
しかし、その後、記録的な大雨が降ったようには聞いておりませんので、
このように洪水が繰り返し起きるには何か構造的な問題がありそうです。
上流域の森林の伐採が進んで保水力が低下しているとか、
地球規模で気候が変りつつあるとか、洪水の原因については色々言われております。確かにそれらが洪水の原因になっている事は間違い無いと思うのですが、他にひとつ私の気づいたことがあります。
というのは、タイの河川では日本の川のような堤防を見た事がないのです。
川といえば平地の低いところをただ水が流れているだけです。
市街地などでは川岸をコンクリートやブロックで補強してあるところはありますが、護岸も何もなくレストランや民家が川に直接面しているところも多いです。市街地でさえ民家の庭やレストランの客席が川辺にあることは稀ではありません。平常時は大変いいムードなんですけど、ひとたび大雨などで川の流量が増加すると簡単に水位が上がって、堤防などが決壊する事なしに川岸の低いところから水が溢れ出て周囲に浸水が広がっていくのです。
それに比べてほとんどの日本の川では、通常の流水域の何倍かの幅で堤防を築いていますので、水位が上がった場合には水の流れるところの幅が大変広くなるように作られているので、川としての最大許容流量が通常の流量の何倍もあります。
それでも川の流水勾配の高い日本では洪水を完全に防止する事は出来ませんが、タイの川が日本のような構造の堤防を持っていたら、
まず洪水は起きないような気がします。
チェンマイはタイでは有数の観光地ですし、
タクシン首相の出身地ですので、この状態をいつまでも放置する事は無く、
色々と対策を講じて行くことと思いますが、この河川の構造を改善しない限り
洪水を完全に防止する事はそう簡単では無いと思います。

土手の無いタイの川
道路と川面が同じ高さになっている

土手の無いタイの川(洪水敷もありません)
土手の無いタイの川(2)
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Author:Khun Marut
"クン・マルッ"は、タイ人の友達がつけてくれたタイ名前です。チェンマイで質素に隠居生活をしています。タイ生活の色々を出来るだけ写真入りで綴って行きたいと思います。色々な話題がありますので、検索してみて下さいね。

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