2017-07

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2倍テレコンの実用実験

先日、Suan Luang R9(ラマ9世公園)でマダニに取り付かれて、
二日後に気がついて、その翌日病院に行きましたが、今日で咬まれてから
一週間が経ちました。
まだ、抗生物質の服用は続けておりますが、傷のほうは、腫れは
殆ど引いて痛みも痒みもまったく無くなりました。ただ咬まれたあたりに
直径3-4ミリ位の赤い部分が残っていますが、これも日々小さくなって
来ているようなので、そのうち消えるだろうと思います。
そんなことで、マダニ騒ぎはほぼ落着したようですが、良い経験に
なりました。

病院に行った翌日からまた野鳥撮影活動を再開したのですが、
雨季のことで天候の方はパットしない日が多いうえに、今の季節は
チェンマイを留守にしている野鳥が多くて、成果の方は今ひとつです。

で、どうしても撮影機材の方に目が向きがちなのですが、
数日前から、何時も使っている30年前のMFレンズ「Ai-Nikkor ED400mm
F5.6s に1.4倍テレコン(TC14BS)」のテレコンを、試験的に
二倍のもの(TC300)に交換して使ってみています。

この400mmレンズを購入した昨年11月には、1.4倍テレコンと
2倍テレコンをほぼ同時に購入したのですが、センサーの面積が
35ミリフィルムの一こまの大きさの約四分の一の大きさの
「マイクロフォーサーズ」規格のデジカメでは、テレコンなしでも
レンズの本来の焦点距離の二倍の800mm相当、2倍テレコンを
装着すると1600mm相当の画角になり、400mmとして設計
されたレンズのピント合わせ機構では、なかなか正確なピント合わせが
できず、レンズの光学的な性能としては2倍テレコンを併用しても
画質が破綻することは無かったものの、実際の使用においては
テレコンの使用は1.4倍のものを限界としておりました。

しかし、最近、400mmレンズ+1.4倍テレコンで、焦点距離
560mm(画角としては35mm判カメラの1120mmに相当)では
物足りなさを感じることがしばしばあり、何とか二倍テレコンが実用に
ならないものかと、このところずっとテストを続けてきておりました。

このレンズの購入当時、2倍テレコンを使用しての正確なピント合わせは
殆ど不可能に思われたのですが、今回、住まいの窓から見える色々な
ものをテスト撮影してみたら、案外なんとかなりそうな感じです。
同じレンズを半年以上使ってきて慣れたのでしょうね。

光学的な性能については、以前のテスト結果と同様に、今まで1.4倍
テレコン使用では解像できなかった細部が2倍テレコンを使うと、
解像できることが確認できたのですが、何せ開放F値が5.6のレンズに
2倍テレコンでF値は11になりますので、晴天の昼間なら問題は
無いのですが、曇天や日陰などではカメラのISO感度をかなり上げても、
なおかなりの低速シャッターを強いられるケースが多くなります。

超望遠撮影で低速シャッターではブレが心配ですし、カメラのISO
感度を上げればノイズの増加による画質低下が気になるところですが、
案の定、2倍テレコンを装着したカメラでは、三脚やカメラにちょっと
触れただけで、ファインダーから見える画像はユラユラと激しく揺れます。
(電子ファインダーですので五倍に拡大して見ることが出来ます)

しかも、私の使っているパナソニックのG1と言うカメラは、
シャッターの機構からくる振動がかなり大きく、レンズの焦点距離が
長くなるとこの影響がどの程度になってくるかも心配です。

と言うわけで、この数日は、400mmレンズに2倍テレコンを
装着しての実用化テストと言う感じで実地撮影と帰宅してからの
分析を繰り返してまいりました。

その結果、以下のようなことに注意すれば、400mmレンズに
2倍テレコンは、ほぼ実用になりそうだと言うことが分りました。

1) レンズの明るさからは、出来るだけ開放絞りで撮影したいところ
ですが、現場の明るさに少しでも余裕があれば一絞り絞って
(目盛りはF8、実質はF16)やった方が、撮影画像のコントラストが
高く鮮やかである。 (後に関連補足あり)

2) シャッターリモコンを使える状況では、出来るだけシャッター
リモコンを使うのが望ましい。
その時は、ほぼ任意のシャッター速度がブレずに使用可能である。

3) カメラや三脚から手を離しても、カメラの揺れは最大4秒ほど
続くので、シャッターリモコンを使ってシャッターを切るときには
(三脚を含めた)カメラ全体の揺れが収まってからシャッターを
切るよう注意すること。

4) 手でレンズとカメラを保持してやると、前項の揺れは止められるが
代わりに手や体の揺れがカメラに伝わる。その揺れから来るブレは、
シャッター速度が概ね100分の一秒を超えていればほぼ無視できそう。
数枚連写すれば、ブレないコマが得られる可能性がより高くなる。

5) カメラのシャッターの機構上発生するブレは、過去に施した
何点かの対策によって抑え込みにほぼ成功しているので、
今回は気にする必要は無いようだ。
(雲台の構造、三脚の構造、レンズとカメラの接続法などに、
ブレの問題を発生させる可能性を持つ箇所は多くあった)

6) レンズが暗くなった分、どうしてもシャッター速度を下げるか
カメラのISO感度を上げてやる必要があるが、被写体ブレの
点からも余り遅いシャッター速度は使いたくないので、カメラの
ISO感度を色々な数値に設定して、高感度ノイズの出方をテスト
してみたが、ISO640までなら、多少ノイズは気になるものの
解像力の低下については心配するほどのことは無いことが分り、
実用上はほぼ問題なく使えることが分ったので、今まで以上にISO400~640を多用しようと思う。
ISO800になると、色情報の劣化が増えるようで、細部の色彩が
おかしくなってくるところが出てくるし、連写のスピードも
急に遅くなるので、原則として高感度はISO640まで、と自主規制
しよう。

☆ 2倍テレコンを使用して800mm(35mm判で1600mm
相当)で撮影して得られる画像は、今までの400mmx1.4の
560mm(35mm判で1120mm相当)とは、単に焦点距離が
1.4倍になっただけとは思えないくらい違うのですが、それに伴い、
ブレやピント合わせの難しさも、やはり焦点距離が1.4倍になった分
だけとは思えないほど難しくなっています。

でも、これが実用になれば、まさにトリミングなしの1600mmの
画像が撮影できるわけで、大きな壁を突破できたことになるのでは
ないかと思いますので、ここ当分はこのシステムの実用化に向けて
頑張ってみようと思います。
次回からはこのシステムによる成果を少しずつご覧頂こうと思います。



後記(関連補足)
余談ですが、もう一絞り絞って(目盛りでF11)やると、明らかに
解像力がかなり低下します。と言うことはこのレンズは開放、または
一絞り絞りで最高の解像力を発揮していると言うこと、つまりレンズの
口径から来る限界解像力(分解能)までほぼ達していると解釈しても
良いのではないかと思います。
つまりこのレンズ以上の解像力のレンズを求めるならば、これ以上の
口径(現在は71ミリ)のレンズを求める必要があるということのようです。
言い換えれば最近野鳥撮影の世界で流行の気配のある、天体望遠鏡レンズ
やフィールドスコープを利用するにしても、口径80mm以上のレンズの
ものを使用しない限りは、現状から大幅な解像力の向上は望めないと
言うことで、一つの大きな指標が得られました。


















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コメント

すばらしい評価

すばらしい評価をありがとうございます。80mm以上のレンズが必要になってくるのですね。

Re:すばらしい評価(07/02)

トッシーさん、何時も有難うございます。
ご承知かもしれませんが、望遠鏡には対物レンズの口径から来る分解能の限界と言うものがあるそうで、現在の科学技術ではその壁を越えることは出来ません。
写真用の望遠レンズもその例外ではありません。
今まで私は、大砲のような大口径レンズを使わない野鳥撮影を実践しながら頑張ってきましたが、ついに口径の限界まで達してしまったようです。さて今後どうすれば良いのか、新たな悩みの始まりです。
参考にどうぞ。
http://sites.google.com/a/mame-zoo.com/www/resol1" target="_blank">http://sites.google.com/a/mame-zoo.com/www/resol1
http://sites.google.com/a/mame-zoo.com/www/resol2" target="_blank">http://sites.google.com/a/mame-zoo.com/www/resol2
http://sites.google.com/a/mame-zoo.com/www/resol3" target="_blank">http://sites.google.com/a/mame-zoo.com/www/resol3
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"クン・マルッ"は、タイ人の友達がつけてくれたタイ名前です。チェンマイで質素に隠居生活をしています。タイ生活の色々を出来るだけ写真入りで綴って行きたいと思います。色々な話題がありますので、検索してみて下さいね。

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