2017-06

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野鳥撮影のための新機材導入について・・・その2

次期主力戦闘機(FX)ならぬ次期主力撮像機(CX?)についての続編を
お届けします。
前回は、新機種の導入を決意したところまで書きましたが、
日本国内に住む友人にご無理をお願いして、オークションや通販で
購入した品物を代理で受領していただき、一応の検品をしていただいた上で
こちらに送っていただいたものが、8月21日に届きました。
それから今日まで、色々とテストと実践使用を繰り返し、ようやく
一応の結論が出て、当初の目論見どおり、この新機種を主力撮影機として
採用することにいたしました。

結論を言うとそう云うことなのですが、その結論に至るまでにはかなりの
紆余曲折があり、一時はこの機種の採用は諦めた方が良いのではないかと
考えたこともありました。
趣味を同じくする方々のために、そのあたりの経過を一応紹介させて
いただこうと思います。

まず、当初の期待ポイント、その1、である、「ミラーがなくなったことに
よるシャッターレリーズ時のブレの減少」についてですが、
これは予想通りの大変大きな効果がありました。
ただ、最初はミラーショックがないので大丈夫だろうと、
100分の一秒よりも遅いシャッター速度でバリバリ撮影してみたのですが、
単写でも連写でもかなりの率でひどいブレが発生しました。
えっ、これは何よ?と思いましたが、念のために二秒セルフタイマーを
使用してカメラに触れないで撮影したところ、単写でも連写でも、
ブレは大幅に減少し、実用上は問題ないレベルまで下がりました。
でも、常時二秒セルフタイマーを使うのは実用上は大変問題ですので、
シャッターリモコンを購入することにして、それが届いたのが今月の7日で、
ようやく撮影現場に持って出られるようになりました。(*おまけの話1)

当初の期待ポイント、その2 のEVF(電子的ビューファインダー)
についてですが、これは、今までにネット上などで色々な人から評判を
聞いていたとおりで、望遠レンズのピントをマニュアルで合わせるには
画期的なもので、脱帽!というよりありません。

放送局用のビデオカメラのファインダーに採用しているものと同じ、
という144万ドット(48万画素)の高解像度の小型液晶モニターを
拡大鏡を通して覗く仕掛けだと思いますが、今まで使ってきた一眼レフの
光学ファインダーよりもはるかに明るくて倍率が高くて見やすいうえに、
必要に応じて5倍または10倍に拡大して(それも高精度で)
見られるので、いままで、500mmレンズのマニュアルでの
ピント合わせに苦労していたのがウソのようです。

もう一点、前回は書いていませんでしたが、実はひそかに期待していたこと
があります。
それは、撮像素子がAPS-Cサイズからフォーサーズサイズに
変わる事による拡大率の増加です。

これまで使用してきたAPS-Cサイズのセンサーのサイズは 
23.5ミリX15.7ミリ、面積は 368.95平方ミリで、
それに 1460万画素が並んでいるので、焦点面における画素密度は
39572万画素/平方ミリ になります。
一方、今回のマイクロフォーサーズ機(センサーのサイズはフォーサーズと
同じ)のセンサーは 17.3ミリx13.0ミリ で面積は 
224.9平方ミリ、画素数は 1200万画素なので、画素密度は
53357画素/平方ミリ となり、APSーCサイズのセンサーと
比べると 画素密度が 34.8% 高くなります。
ということは、撮影した画像をパソコン上のモニター上でピクセル等倍で
表示させた場合、今回のマイクロフォーサーズ機の画像の方が
面積で34.8%大きく、長さでいうと(その平方根倍の)16%ほど
大きい画像が得られると言うことで、レンズの性能が追いついて来て
くれれば、マイクロフォーサーズ機の方が16%分、焦点距離の長い
レンズを使ったと同じ効果が得られるわけです。

ということで、このカメラ用に新しいレンズを準備しないで、
今まで使用してきたレンズ(20年前に製造されたマニュアルフォーカス
専用の500mmズームレンズ)を使用しても、少なくとも今までの
カメラで撮影した画像よりも細部が鮮明に写った画像が得られるだろう
と言う期待がありました。

ところが、何度テスト撮影を繰り返しても、今度の新しいカメラが
細部の解像力において今までのカメラを凌いでいる、と
結論づけられるような結果は出ませんし、むしろ、従来のカメラの画像の
方が優れているのではないか、と思わせるような結果もしばしば出てきます。

ということで、その原因と考えられそうなことを色々と考えてはテストを
してきたのですが、その経過を少し書いてみます。

1. この新しい方式のカメラでは、ミラーがなくなったとはいえ、
メカニカルなシャッターが存在するからには、その振動が無いわけは
ありませんが、その振動がちょっと大きいのではないか?
このカメラのシャッターは従来型の一眼レフカメラと同じような
フォーカルプレーン式のシャッターなのですが、撮像素子からの映像を
ファインダーとしても利用しているために、このシャッターは常時
開いていて、シャッターボタンを押した瞬間に一度閉じて、その後、
規定の時間だけ開いて撮像素子を感光させた後はまた閉じ、
その後再び開いてファインダーの方に映像を送れるようにする、という
複雑な動きをしますので、これが微細なブレを発生させているのでは
ないだろうか?という疑いがあります。(しかし、この振動によるブレの
疑いにつきましては、まだ確実に再現性のあるテストができておりません
ので、現在のところはグレーです)

2. 三脚・雲台などの剛性不足によって、上記の振動の影響が大きく
現れている?
しかし、現在使用している三脚と雲台は、以前当BLOGで紹介したことが
ありますが、結構しっかりしたもので、見た目だけではなく、
手で揺すってやっても、指先でコツコツとたたいてやっても、
かなりの剛性感があり、振動の収束時間もかなり短いと言えると
考えていますので、これが主な原因とはちょっと考えにくいです。
(完全にシロであるとは言い切れませんが)    (*おまけの話2)

3. カメラ内部の画像処理の仕組みがよくないのでは・・・・とも
考えましたが、ファインダーの表示を最大に拡大した時に見える映像と、
撮影した画像の質をよくよく比べてみたら、条件によっては
ファインダーから見える画像の質と同等の画像を撮影されていることが
分かって、今度はカメラのセッティングを色々と変えてみました。
その結果、カメラの設定を標準のままで撮影したときの画像は、
ややシャープさが不足している(私の感覚ですが)ようで、
設定でシャープネスを上げてやるとかなり解像感が良くなりました。
また、ISO感度を上げて撮影する時に、「高感度時のノイズ低減」を
効かせると、解像度がかなり低下するようで、ISO感度を上げて
撮影するときも「高感度時のノイズ低減」は最低の「-2」に
設定しておくと、ISO800までは、解像度の低下はあまり
ひどくは感じられません。

4. 上記の三点ではまだうまく説明の出来ない画像の甘さが
感じられることがありあり、次に疑ったのはレンズの性能です。

思ったような性能が出ない、と模索しているレンズは、考えてみれば
35ミリフィルムカメラ用に設計されたレンズ、しかもメーカー純正の
ものではなく、20年ほど昔の発売当時でも比較的財布にやさしい
価格帯の製品です。
35ミリフィルムカメラの画像の大きさは24x36ミリ、一方、
今回のカメラの撮像素子(イメージセンサー)の大きさは
17.3x13ミリで、面積にして約四分の一しかありません。
と言うことは、レンズにとって、設計のときに想定された画像の面積の
四分の一の部分から1200万個の画素を取り出されてしまうのですから
これでは、レンズの解像力が、カメラの要求に追いつかない、と言うことは
充分に有り得ると思います。

そこで、ちょっと手持ちの300mmレンズでもテストしてみましたら、
今度は、マイクロフォーサーズ機で撮影したの画像が、APS-C機の
画像をはっきりとリードしていることが確認できました。
じつは、この300mmレンズは、低分散ガラスを使用した、
当時(1980年代)としては最高クラスの性能を誇る単焦点レンズの
製品(SMCペンタックスA☆300mmF4)なので、その辺の性能の
差が出たのでしょう。やはりこのカメラの最大能力を発揮させるためには
私の500ミリズームレンズではレンズの能力が少し足りなかった、と
云うことでしょう。(*おまけの話3)

また、今回のカメラのように小型の撮像素子(センサー)に多くの画素を
詰め込んで画素のピッチが小さくなってくると、回折現象による解像力の
低下も無視できなくなってくるのではないかと、回折に関する文献を
読み漁り、また、色々な絞り値で撮影テストも行ってみましたが、
回折現象の影響がハッキリと見られるのは絞り値が16くらいから上
のようでしたので、今回は回折現象の影響は少ないように思われます。

・・・・その3 に続きます























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"クン・マルッ"は、タイ人の友達がつけてくれたタイ名前です。チェンマイで質素に隠居生活をしています。タイ生活の色々を出来るだけ写真入りで綴って行きたいと思います。色々な話題がありますので、検索してみて下さいね。

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