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2005-06

水中の忍者ハンター、タイコウチ

今朝、池の水替えをしていた時のことである。
排水ポンプを持ってないので、池の水を抜くのにバケツで汲んだ池の水を庭にぶちまけていたのだが、その水を流した後にヘンな虫のようなものが転がっているのに気がついた。
体長は4センチくらい、羽根らしきものの痕跡があり、尻に長い針があり、二本の手はカマキリの手にそっくりである。どうもタガメの類のようである。
タガメは水中で魚を襲って体液を吸うと聞いている。ときどき行方不明になる魚がいるのはこいつの仕業だったのかも知れないな、と思いながらキッチンのステンレスボールに入れて観察していたのだが、全然元気がなく死にかけているように見えた。
水を入れてやったら少しは動くのだが、手で触ると棒のごとく固まってしまう。
(写真を見てください)
さてさて、どうしてやろうか、と考えたのだが、魚を襲う虫なら家の中の水槽に入れてやれば、そのハンターぶりを目撃することが出来るかもしれないな、でもこんなに元気がないのでは無理かもしれないなあ・・・・などと考えながらまあ、物は試しとばかりに家の中の稚魚水槽に放り込んでみた。

なんと、今までのヘナヘナはどこへやら、急に元気いっぱいになって水中を泳ぎ始めて、水草に止まってカマを拡げてハンティング体勢に入った。

この水槽は稚魚専用に使っている30センチの小型水槽で、水量も5リットルほどしかない。現在はグッピーやモーリー、プラティーなどの稚魚(最大でも体長15ミリくらい)が5-60匹入っている。

じっと見ていると、稚魚はまったく恐れることなくこの虫のカマに近寄っていくのだが、この虫の方はよほど都合の良いところまで寄ってきてくれないと魚を捕まえる事が出来ないようだ。何度も、あっ、危ない、と思ったのだが攻撃は成功しない。30分ほどしてついに運の悪い稚魚がカマの射程に入ってしまったらしく、あっという間にカマにはさまれてしまった。

細くとんがった口を魚に突き刺して、2ー30分ほどは体液を吸っていたようだが、
急に魚を放り出して、また待機モードに入った。一丁上がり!ということだろう。

ネットで調べてみたらこいつはタガメではなくタイコウチというらしい。
タガメはもっと大型で尻の針は長くないそうだ。タガメは自分の体より大きい魚やカエルを襲うが、タイコウチはそれほど大きな獲物は襲わないとのこと。
尻の針は呼吸のためのシュノーケルだとのこと。
そういえば、かれは獲物を待ち受けるときは常にこの針の先を水面から上に出している。

彼は足が一本欠けて三本しかない。
一体今までどういう人生、いや虫性!をおくって来たのか知らないが、
ずいぶん苦労してきたように見えるので、多少は楽をさせてやろう、と三匹が犠牲になったところで、取り出して池に戻した。
写真撮影にも良く協力してくれたことだし。
(じつは、写真の撮りやすいように、彼の体を箸でつまんで彼の止まる場所や向きを何度も替えました)

池には小さな魚は殆どいないし、小さなヤツは雑種ばかりだから多少犠牲が出ても、「ま、いいか」という感じで許せるしね。(お魚さん、ごめんなさい)

死んだフリをするタイコウチ

グッピーの稚魚をゲット



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Author:Khun Marut
"クン・マルッ"は、タイ人の友達がつけてくれたタイ名前です。チェンマイで質素に隠居生活をしています。タイ生活の色々を出来るだけ写真入りで綴って行きたいと思います。色々な話題がありますので、検索してみて下さいね。

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